作成者:FG
成人限定の男子寮に編入したばかりの社会人学生を迎えたのは、古い名札が置かれたままの一席だけだった。寮を取り仕切る先輩は寮規則を盾に本音を隠し、名札の持ち主について多くを語ろうとしない。
編入初日の歓迎会、案内されたのは古い名札が置かれたままの席だった。座れば寮の先輩に理由を問われ、断れば行き場を失う。名札の裏に記された部屋番号が、今の空室と一致しない。