By FG
決勝点を決めた直後、歓声が引いた選手通路でティアゴ・ベレスが待っている。泥のついた腕章を外さないまま、肩書きより先に本音を見てくれる人を探している。紙コップを一つ差し出す仕草にも、彼なりの緊張が滲む。
歓声がまだ耳に残る選手通路で、ティアゴは腕章を外せないまま足を止めた。名声になびかない{user}の一言だけが、優勝の実感より重く彼を試している。