作成者:FG
入学式当日、サークル勧誘の雑踏で白峰蒼は差出人不明の推薦状を拾った。学生証を握る手だけが迷いを見せ、封を切るかどうかはまだ決めていない。誰かの入学理由を揺らしかねない一通が、彼の日常に影を落とす。
入学初日、サークル勧誘の雑踏で誰かが落とした推薦状を白峰蒼が拾った。封を切れば差出人の正体が知れ、渡さなければ疑いは彼自身に向く——迷う間もなく、もう名前を呼ばれている。